今回は個性の強い(笑)広島からのあのコーチを紹介!
達川光男バッテリーコーチ!
達川さんと言うと広島弁での軽妙な「達川節」と
珍プレー好プレーでフィーチャーされた「グラウンドの詐欺師」ぶりが有名ですねw
見たことも多いとは思いますが(笑)改めてその詐欺師ぶりが見られる動画をw↓
これだけ見るとただの広島弁の愉快なオッサンにしか見えませんが(笑)
キャッチャーとしては実は超一流のキャッチャーなんです
77年に広島に入団してからしばらく控え捕手だった達川さんは
まず第一に投手の信頼を得ることを重要視しました
当時の広島のリリーフエースだった江夏豊さんは週ベのコラムでこんなことを書いてます
「入団直後の達川のキャッチングはプロに入団した選手とは思えないほどひどいものであった
しかし、持ち前の明るさでチームに溶け込み
頼んでもいないのに俺の部屋を掃除したりマッサージをしたりしてくれた
ブルペンでは率先して先輩投手の球を受けるなど努力を欠かさなかった
(ブルペンキャッチャーに頼み込んで球を受けていたそうです)
これほど先輩選手から何かを吸収しようとする選手は他にはいなかった」
またこんなエピソードも…
ある試合で、達川は川口和久投手が自分のサインに従わないことに激怒
試合中マウンドに詰め寄り「もう勝手にせえ!」とサインを拒否
結局バッテリーはフルボッコ、ベンチでコーチに叱責されたが達川は川口を擁護し
以降、川口は達川に信頼を寄せるように…
当時、川口はキャッチングの下手な達川がノーサインで捕れるのか半信半疑だったが
意地になって必死にボールを止め、1球もパスボールしなかった達川の根性に舌を巻いた
その後厚い信頼関係を築いた2人は、相手チームにサインを盗まれていると感じたときなどには
たびたびノーサインで投げたという(いずれもWikipediaより)
またある時はキャンプの休みの日に巨人のキャンプを見に行って研究したり…
(本人曰く「ヒマだったから」だそうですw)
この話がチームに広がり『タツが巨人の偵察に行った』ということで
投手が信用してくれるようになったそうです
こうした努力が実を結び6年目に正捕手に定着します
正捕手に定着した後も、記者や関係者と談笑しながらも相手チームの打撃練習をしっかり観察
頭抜けた記憶力と観察眼で打者の特徴と癖を蓄積、ここぞというところでその蓄積を生かし
広島黄金時代の投手王国を「全ての配球に根拠がある」と言われた
緻密なリードで支えたのです
テレビでの解説でもその観察眼が発揮されていたり…↓
打率.280、本塁打10本を超えたシーズンが一度もないことからもわかるように
打者としては決して一流とはいえませんでしたが
その煌めくナイスリードでベストナイン3回、ゴールデンングラブ3回を受賞しました
そんな達川さんの得意技が「ささやき戦術」
ご存じノムさんの得意技ですが
達川さんはノムさんが「達川が来るとうるさくて困る」 と言うほど
グラウンドで見つけるたびに教えを乞うてその理論を聞き出して勉強していたようです
ただしノムさんが
「銀座の○○のホステスがお前の子供認知しろ言うとったぞw」
といった動揺を誘うえげつない陰湿なスタイルに比べ
達川さんはウソや与太話などの自称「明るいささやき」で相手を混乱させる戦術
「初球はど真ん中にストレートが来る」とわざと配球を教え
当然怪しむ打者をよそにその通りの球を投手に投げさせ、見逃した所に
「せっかく教えたったのに、もうあんなええ球来んぞ」と煽ったり
かと思ったら「ストレートでええで思いっきり投げてこい」と大声で言って
変化球を投げさせたり(笑)
「こいつは一球目から打つけぇ、外のボールから入るぞ」
と大声で投手に指示し相手打者を惑わせたり…
主力選手や好調な選手には
「悪いが1球、顔の前(危険球レベル)に通させてもらうけぇのお」
と脅したりなど…
今回コーチに指名した谷繁新監督も達川さんのささやき戦術にハマった一人ですw
谷繁さんが新人のころ↑
「よう頑張っとるから、特別に次の球種を教えちゃる」と話しかけ
怪しむ谷繁に向けて「カーブ、カーブ、カーブ、カーブ…」とつぶやき続ける達川さん
谷繁さんもその気になったところ実際に来たのはストレート(笑)
思わず文句を言うと
「すまんすまん、アイツはワシのサインを理解しておらんかった(笑)」
と答えその直後に「ナイスストレート!」と言いながらボールを返球(笑)
谷繁さんがベンチに戻ると元広島監督でその当時横浜大洋監督だった古葉竹誠監督に
「達川のしゃべることを聞くな!!!」と叱られたとかww
そんな谷繁監督も現在は打って変わってささやき戦術の使い手w
初球を見逃すと
「はい、今の球最初から全然打つ気ありませんでしたぁww」と言ったり
試合前、フリー打撃を行っていたヤクルト青木に対して
「昨日はスライダーを狙っていたのか?」と話しかけ
青木が苦笑いすると「きょうは逆に行くで」と予告したりww
ちなみに達川さん、しゃべるとリードが冴えわたるらしく(達川さんらしいww)
一度大洋の選手が「達川無視作戦」を決行すると
(「絶対しゃべるな!挨拶もするな!」とミーティングで訓示するほどの徹底ぶりw)
「お前らどうなっとんじゃ…(困惑)」と逆に達川さんが困惑(笑)
全くペースがつかめなかったとかww
軽妙な語り口の「達川節」と珍プレーでの「詐欺師」ぶりばかりがフィーチャーされてますが
捕手としては観察眼と記憶力、そして駆け引きに優れた頭脳派だったのです
落合GMも「あいつはみんなが思っている以上に頭脳派だ」と語っています
そう考えると、ひょっとしたらデットボールやワンバンキャッチのウソなどは
ばれるのは承知の上でのかく乱作戦だったのかもしれませんね^^
ポスト谷繁の育成が急務ともいえるドラゴンズ
達川さんの経験と技術と理論で新たな正捕手を育ててほしいですね!
そしてこれまでどちらかといえば暗い雰囲気を感じた
ドラゴンズベンチを明るく盛り上げてほしいです(笑)!!
達川光男バッテリーコーチ!
達川さんと言うと広島弁での軽妙な「達川節」と
珍プレー好プレーでフィーチャーされた「グラウンドの詐欺師」ぶりが有名ですねw
見たことも多いとは思いますが(笑)改めてその詐欺師ぶりが見られる動画をw↓
これだけ見るとただの広島弁の愉快なオッサンにしか見えませんが(笑)
キャッチャーとしては実は超一流のキャッチャーなんです
77年に広島に入団してからしばらく控え捕手だった達川さんは
まず第一に投手の信頼を得ることを重要視しました
当時の広島のリリーフエースだった江夏豊さんは週ベのコラムでこんなことを書いてます
「入団直後の達川のキャッチングはプロに入団した選手とは思えないほどひどいものであった
しかし、持ち前の明るさでチームに溶け込み
頼んでもいないのに俺の部屋を掃除したりマッサージをしたりしてくれた
ブルペンでは率先して先輩投手の球を受けるなど努力を欠かさなかった
(ブルペンキャッチャーに頼み込んで球を受けていたそうです)
これほど先輩選手から何かを吸収しようとする選手は他にはいなかった」
またこんなエピソードも…
ある試合で、達川は川口和久投手が自分のサインに従わないことに激怒
試合中マウンドに詰め寄り「もう勝手にせえ!」とサインを拒否
結局バッテリーはフルボッコ、ベンチでコーチに叱責されたが達川は川口を擁護し
以降、川口は達川に信頼を寄せるように…
当時、川口はキャッチングの下手な達川がノーサインで捕れるのか半信半疑だったが
意地になって必死にボールを止め、1球もパスボールしなかった達川の根性に舌を巻いた
その後厚い信頼関係を築いた2人は、相手チームにサインを盗まれていると感じたときなどには
たびたびノーサインで投げたという(いずれもWikipediaより)
またある時はキャンプの休みの日に巨人のキャンプを見に行って研究したり…
(本人曰く「ヒマだったから」だそうですw)
この話がチームに広がり『タツが巨人の偵察に行った』ということで
投手が信用してくれるようになったそうです
こうした努力が実を結び6年目に正捕手に定着します
正捕手に定着した後も、記者や関係者と談笑しながらも相手チームの打撃練習をしっかり観察
頭抜けた記憶力と観察眼で打者の特徴と癖を蓄積、ここぞというところでその蓄積を生かし
広島黄金時代の投手王国を「全ての配球に根拠がある」と言われた
緻密なリードで支えたのです
テレビでの解説でもその観察眼が発揮されていたり…↓
打率.280、本塁打10本を超えたシーズンが一度もないことからもわかるように
打者としては決して一流とはいえませんでしたが
その煌めくナイスリードでベストナイン3回、ゴールデンングラブ3回を受賞しました
そんな達川さんの得意技が「ささやき戦術」
ご存じノムさんの得意技ですが
達川さんはノムさんが「達川が来るとうるさくて困る」 と言うほど
グラウンドで見つけるたびに教えを乞うてその理論を聞き出して勉強していたようです
ただしノムさんが
「銀座の○○のホステスがお前の子供認知しろ言うとったぞw」
といった動揺を誘うえげつない陰湿なスタイルに比べ
達川さんはウソや与太話などの自称「明るいささやき」で相手を混乱させる戦術
「初球はど真ん中にストレートが来る」とわざと配球を教え
当然怪しむ打者をよそにその通りの球を投手に投げさせ、見逃した所に
「せっかく教えたったのに、もうあんなええ球来んぞ」と煽ったり
かと思ったら「ストレートでええで思いっきり投げてこい」と大声で言って
変化球を投げさせたり(笑)
「こいつは一球目から打つけぇ、外のボールから入るぞ」
と大声で投手に指示し相手打者を惑わせたり…
主力選手や好調な選手には
「悪いが1球、顔の前(危険球レベル)に通させてもらうけぇのお」
と脅したりなど…
今回コーチに指名した谷繁新監督も達川さんのささやき戦術にハマった一人ですw
谷繁さんが新人のころ↑
「よう頑張っとるから、特別に次の球種を教えちゃる」と話しかけ
怪しむ谷繁に向けて「カーブ、カーブ、カーブ、カーブ…」とつぶやき続ける達川さん
谷繁さんもその気になったところ実際に来たのはストレート(笑)
思わず文句を言うと
「すまんすまん、アイツはワシのサインを理解しておらんかった(笑)」
と答えその直後に「ナイスストレート!」と言いながらボールを返球(笑)
谷繁さんがベンチに戻ると元広島監督でその当時横浜大洋監督だった古葉竹誠監督に
「達川のしゃべることを聞くな!!!」と叱られたとかww
そんな谷繁監督も現在は打って変わってささやき戦術の使い手w
初球を見逃すと
「はい、今の球最初から全然打つ気ありませんでしたぁww」と言ったり
試合前、フリー打撃を行っていたヤクルト青木に対して
「昨日はスライダーを狙っていたのか?」と話しかけ
青木が苦笑いすると「きょうは逆に行くで」と予告したりww
ちなみに達川さん、しゃべるとリードが冴えわたるらしく(達川さんらしいww)
一度大洋の選手が「達川無視作戦」を決行すると
(「絶対しゃべるな!挨拶もするな!」とミーティングで訓示するほどの徹底ぶりw)
「お前らどうなっとんじゃ…(困惑)」と逆に達川さんが困惑(笑)
全くペースがつかめなかったとかww
軽妙な語り口の「達川節」と珍プレーでの「詐欺師」ぶりばかりがフィーチャーされてますが
捕手としては観察眼と記憶力、そして駆け引きに優れた頭脳派だったのです
落合GMも「あいつはみんなが思っている以上に頭脳派だ」と語っています
そう考えると、ひょっとしたらデットボールやワンバンキャッチのウソなどは
ばれるのは承知の上でのかく乱作戦だったのかもしれませんね^^
ポスト谷繁の育成が急務ともいえるドラゴンズ
達川さんの経験と技術と理論で新たな正捕手を育ててほしいですね!
そしてこれまでどちらかといえば暗い雰囲気を感じた
ドラゴンズベンチを明るく盛り上げてほしいです(笑)!!